のなかの多くの先生たちが、決った日の決った時間に図書館を利用していることに気づくだろう。医学部分館では内外の必要な教科書類はすでに揃えてあるが、更に充実されつつある。諸君は講義で知り得た知識を更に教科書でたしかめてほしい。折角の宝の山が諸君のすぐ傍に存在するのである。
 医療というものは究極のところたしかめてみないと結果は判らない。自然新しい治療法を作りだし、更にその正当性をたしかめ、基礎理論を明らかにするために、医学研究がなされている。研究のないところに正しい医療は存在しない。基礎医学と臨床医学とを問わず、研究をはじめたら、日本語の情報だけでは手も足もでない、わが福岡大学医学部図書館分館の新刊雑誌が邦文218種なのに対し、欧文その2倍以上の585種であることはそのことを裏づけている。まだ、それでも不充分なので、種類を逐次ふやしていくとともに、すでに過去において刊行された雑誌すなわちバックナンバーも、重要なものはできるだけ集める努力がなされている。疾病の本態の解明と的確な治療法
  を求めて全世界の医学者はしのぎをけづって研究に没頭している。国内の研究なら医学中央雑誌(月7回刊)を見ると、どのような研究がなされているかが判る。ただ、先にも述べたようにそれだけでは役にたたない。当然のこととして外国の研究速報が必要になってくる。current contents(週刊)、excerpta medica,index medicus(月刊)などがわが図書館分館に備えてあるが、先生たちはそれによって世界の動向をはやく知ろうとしているのである。先生たちは必要な文献については、外国の学者に直接送付依頼状をだしているのであるが、やがて分館職員の充足にともない外国文献の入手サービスもなされるであろう。そのために、近い将釆、日本医学図書館協会に入会することも考えられている。分館では更に複写サービスも行なわれている。
 諸君が将来大成するためには、できるだけ図書館を利用する習慣を身につけて欲しい。内外の教科書にどんなものがあるか位は知っていて欲しい。
      (医学部長 教授)


(昭和48年2月〜49年3月)

☆ 受贈図書
   経済学部寺園徳一郎教授より同教授著「現代国際通貨論考」
   薬学部松村久吉教授より「最新薬剤学」他 2,415冊の医・薬学関係図書
   法学部増田福太郎教授より同教授著「東西の自然法思想」
   経済学部高木真助教授より同教授著「近代経済学の構造」
   松村武正氏より「アレルギー」(10〜15巻)他1点
   日本証券業協会より「証券取引法解説」他109冊
   加生丈夫氏より「手術」(1〜24巻)他3点の医学関係雑誌
   薬学部永松淳雄教授より「生化学」(33〜42巻)他1点の薬学関係雑誌
    人文学部高原信一助教授より「Indian and Foreign Review.」(Vol.1〜9)
  商学部三苫夏雄教授より同教授著「中小企業の財務珍断」
  法学部増田福太郎教授より「岡山大学法経学会雑誌」(1〜52号)
  病院医事課長森田和義氏より同氏著「数表から見た医事業務のあり方」
   商学部吉川義弘教授より「会計」(97〜102巻)他5点の商学関係雑誌および 16mmフイルム「Accounting」
  経済学部森田優三教授より同教授著「新統計概論」
☆ 新図書館員紹介
  役職者の任期満了に伴い,次のとおり図書委


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