山 本 優 弘
| 図書館の業務は、資料の収集とその組織化ならびにそれの利用者への提供にあるが、それらを需要に応じ、すみやかに処理遂行してこそ、はじめて図書館としての機能を果たす。 ところで輓近みられる情報資料の爆発的な発生は、その伝達回路としての図書館の容量を超えて刻々と現場に流れ込んでくる。これは結果として利用者へのサービス面の低下という現象を惹起している。換言すれば、図書館機能の低下につながる事態に遭遇しているのである。 このような事態を幾らかでも解消するためには、過熱したルーチン・ワークの合理化、簡略化は無論のこと、わけても機械化による平常業務のスピードアップを図ることが当面強く望まれる。 幸い、当館では電子計算センターの機器を利用することが可能となり、システム設計等にわたっても全面的な協力を得ることができたので、平常業務の渋滞解消の一助とサービス面の向上を狙い、部分的にではあるが業務の電算機処理に入った。 ただ、電算機の使用がオフラインであり、時間的な制約があるために電算処理の対象をひとまず逐次刊行物業務に限定し、昭和50年度から準備実行に入った。 (逐次刊行物処理) 当館所蔵の逐次刊行物は約7,600タイトル(雑誌6,100タイトル、逐刊1,500タイトル)であり、これが中央図書館、理学部、工学部、薬学部、高宮の各分室ならびに医学部分館の6ヵ所に分散所蔵されている。これらの逐次刊行物について(1)受入・整理業務、(2)発注・支払業務の両面から順次に電算化を推進していくものとし、図書館側と電算センター側との担当者間で綿密な業務分析の会合を重ねていった。この結果システム全体を3期に区分することにし、第1期を医学部分館に所蔵する逐次刊行物の受人・整理業務,第2期を中央図書館、理、工、薬、高宮分室に所蔵する逐次刊行物の受入・整理業務と医学部分館の逐次刊行物 |
の発注・支払業務、第3期を全学の逐次刊行物の発注・支払業務と学内総合雑誌目録の作成とし、最終的に雑誌業務全般の電算化をめざした。 現在、その第1期:医学部分館の受入・整理業務の電算化が軌道にのり、「医学部分館雑誌目録」の作成を終えているが、これまでの経過は次のとおりである。 昭和50年 6月〜8月:電算化を前提として図書館業務の分析を行う。 12月:雑誌業務電算化を決定。 昭和51年1月〜4月:館員に対するコンピュータ講習会。 3月〜6月:システム設計。 5月〜9月:医学部分館欧文誌の原始データカード作成。 8月〜12月:プログラム作成。 10月〜11月:データ記入用紙に転記。 11月:パンチ。 12月:医学部分館欧文継続雑誌リスト作成。 昭和52年 1月:52年度受入予定巻号入力。 2月:プレプリントによる欧文誌受入データカード打出し。 3月:受入データカードによる入力開始。欧文誌所蔵データ入力。 5月:到着案内開始。 5月〜7月:和文誌原始データカード作成。 7月〜8月:データ記入用紙に転記。 9月:パンチ。 10月:「医学部分館雑誌目録」作成。 昭和53年 1月:プレプリントによる53年度受入データカード(和文、欧文)打出し。 |
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