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| 『ローマ法大全』とは、東ローマ帝国皇帝ユースティニアーヌスT世の命により、紀元後6世紀に成った | ![]() |
| 『法学提要』・『学説類集』・『勅法類集』・『新勅法類集』を総称したものです。 | |
| ヨーロッパの法律学は、この『ローマ法大全』を礎石として、あたかも、ゴシック教会のように、中世・近世・ | |
| 近代を経て築きあげられ、現在にいたっています。わが国の法律学は、明治以来、ヨーロッパの法律学 | |
| をモデルとしてきました。しかし、モデルとされたのは、ゴシック教会のいわば尖塔にあたる部分であったと | |
| 言えます。ヨーロッパの法律学を真に認識するためには、その礎石である『ローマ法大全』に立ち戻ること | |
| が重要です。ローマ法研究が、現在の日本において、ますます必要となっている所以です。 | |
| ローマ法研究にあたり、現在もっとも利用されていますのが、ローマ史・ローマ法の泰斗であったテオドール=モムゼン(1817−1903)の | |||
| 編纂にかかる刊本です。 しかし、モムゼン版に対しては、 たとえば、『学説類集』につき、もっぱらフローレンス写本と バシリカ法典にも | |||
| とづいてテクストを復元し、いわゆる流布本を軽視した点、あるいは、写本の読みにあたり、きわめて恣意的にコンマを入れた点など、批 | |||
| 判も少なくありません。 | |||
| 今後、このモムゼン版を批判的に再検討するためには、それにさきだって、フローレンス写本の読みと流布本の読みとの異同を詳細に | |||
| 注釈した『ゲバウエル=シュパンゲンベルク版』の参照が欠かせません。 こうして、クリスティアン=ゲバウエル(1690−1773)およびゲオ | |||
| ルグ=アウグスト=シュパンゲンベルク(1738−1806)が編集したこの刊本が今日世界的に再評価されつつあります。しかし、この刊本の | |||
| 発行部数は少なく、わが国ではもちろんのこと、ヨーロッパであっても、参看は困難と言われています。 | |||
| 『ゲバウエル=シュパンゲンベルク版』の復刻を求める声が全世界からあがっていますが、その復刻はいまだに実現されておりません。 | |||
| この現状にかんがみ、福岡大学図書館は、関係者各位のご援助・ご協力をあおぎつつ、全世界にさきがけ、『ゲバウエル=シュパンゲン | |||
| ベルク版』を、画像データベースとしてここに公開することにしました。。 | |||
| この画像データベースは、次の諸点にその特徴をもつものです。 | |||
| 第一に、『ゲバウエル=シュパンゲンベルク版』の本領が注にあることにかんがみ、注を部分拡大して、よりいっそう鮮明に参照できるよう | |||
| に工夫しました。 | |||
| 第二に、『法学提要』・『学説類集』・『勅法類集』につきましては、たんに法文番号で検索できるだけでなく、各法文の頭出しの単語でも検 | |||
| 索できるようにしました。 | |||
| 第三に、『学説類集』については、各法文を書いたローマの法学者名での検索を可能にしました。 | |||
| 第四に、『勅法類集』については、各勅法を出した皇帝名および各勅法が出た西暦年での検索を可能にしました。 | |||
| 第五に、『新勅法類集』については、各勅法が出た西暦年での検索が可能です。 | |||
| 第六に、必要な箇所を印刷できるようにしました。 | |||
| 日本はもちろん全世界の皆様が、この画像データベースを活用なさるよう希望します。 | |||
| なお、ご意見、ご感想あるいはご質問がありましたら、図書館までご一報ください。 | |||
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| 画像ファイルの検索方法 | |||
| 法学提要検索 | 学説類集検索 | 勅法類集検索 | 新勅法類集検索 |