福岡大学図書館ヨーロッパ法コレクション
法学の源流をたずねて-すべての法はローマ法に通ず-
  トップページ資料と解説年表出版地・出版年ギャラリー参考文献
第2部 ローマ法・カトリック教会法の解釈史  
 
No.8
アーゾ『要約』


Azo -- Summa Azonis : Summa perutilis excellentissimi iuris monarchae domini Azonis, nuperrime maxima diligentia castigata, additoque novo repertorio, ...
Lugduni : Apud I. & F. Frellaeos fratres, 1540.
[14], 333 leaves ; 27 cm.(4to)
所蔵情報(OPAC)別ウィンドウで開きます
 
 
第2部目次へ
次へ
標題紙
画像をクリックすると拡大表示します
  標題紙中央部分 12世紀初頭から13世紀半ばまで、イタリアのボローニャを中心に『ローマ法大全』を対象とする、いわゆる注釈学派が活躍した。この注釈学派を代表する人物のひとりが、アーゾ(?-1220年?)である。
 アーゾの代表作品であり、のちに17世紀まで出版されつづけたのが、ここにあげる、ユースティーニアーヌスの『法学提要』および『勅法類集』に関する『要約』である。その権威は高く「アーゾをもたない者は、裁判所に行くべからず」と言われた。
 福岡大学図書館には、1540年にリヨンで出版された刊本が、2冊所蔵されている。いずれも、リヨンのフレロン兄弟(ジャン=フレロンおよびフランソワ=フレロン)によって出版された。中心に「蛾をつかむ蟹」が配され、その下には「成熟」とある。
 


Copyright(C) 2006 Fukuoka University Library. All Rights Reserved.