福岡大学図書館ヨーロッパ法コレクション
法学の源流をたずねて-すべての法はローマ法に通ず-
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第3部 ローマ法の「現代化」  
 
No.22
シュトリク『学説類集の現代的使用の範本』


Stryk, Samuel -- Samuelis Strykii, ... Specimen Usus moderni Pandectarum : ad libros V. priores in Academia Francofurtana publicis disputationibus exhibitum. Editio IX., revisa et emendata.
Halae Magdeburgicae : Sumtibus Orphanotrophii, 1749.
2 v. in 1([3] leaves, 488 p., [3] leaves, 511[i.e. 512] p.) ; 21 cm.(4to)
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標題紙
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  シュトリク肖像画 サムエル=シュトリク(1640年-1710年)は、フランクフルト=アン=デア=オーダー大学の、さらに後に創立されたハレ大学の教授として活躍した。その方法論は、シュトルフェやラオテルバハと同じく、ローマ法・教会法を「現代化」して、実務と結びつけることにあった。その代表作品『学説類集の現代的使用の範本』は、後に、この学派の法学方法論を言い表わす「ローマ法の現代的使用(慣用)」のもとになった。『学説類集の現代的使用の範本』は、こうした方法で書かれた個別的テーマに関する小論文の集成である。
標題紙中央部分 福岡大学所蔵本は、ハレで1749年に出版されたものである。標題紙中央上方の帯には、「かれ(太陽)が照れば、わたし(作物)は起こされるであろう」とある。
 


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