新時代の図書館を拓く オンライン目録検索サービスの開始


 本学図書館では従来から、新時代に対応した新しい図書館づくりに取り組んでいます。昨年度はまず、全ての閲覧業務を機械化して、迅速、簡便に貸出作業がおこなわれるように取り組み、皆様のご協力を得てこれを軌道に乗せることができました。
 本年度は書誌情報の検索サービスを飛躍的に向上させるよう取り組みます。「本を隠すには本の中が一番」と言われることからもわかるように、たくさんの本の中から求めている一冊の本を探し出すのは容易なことではありません。本学図書館のように、膨大な蔵書を持ち、分館、分室もたくさんある所では特にそう言えるでしょう。この難点を理想的な形で解決できるのが、オンライン目録検索サービスです。
 このシステムは図書館で所蔵する図書・雑誌を、これまでのカード目録等に代わって、オンライン端末機を利用して検索できるようにしたものです。
 すでに利用者に開放する端末機の設置、テストも済みました。次の箇所で利用者は自分自身で直接目録情報にアタックできます。

中央図書館 - 3階サービス・カウンターに3台と2階第二閲覧室に1台
医学部分館 - 出納カウンターに1台
分室 - 理学部分室、工学部分室、薬学部分室、体育学部分室
それぞれのサービス・カウンターの近くに1台ずつ

 この体制により福岡大学図書館の書誌情報サービスは他の大規模大学図書館のサービスに比べてもなんら見劣りしないものとなり、データ・ベースを積極的に利用者に開放した先行館となりました。

豊富な書誌のデータ・ベース

 オンライン目録検索サービスで利用できる書誌情報は6月現在で次の通りです。
(1) 1987年12月1日以降に受け入れた和書、洋書のすべて(約6万冊)
(2) (1)以外の図書で、遡及データ人力計画に従って作成された和図書(約2万冊)
(3) 和雑誌、洋雑誌の全て(約1万点)

 このデータ・ベースの特長をもう少し説明しますと…

*新鮮な情報です。
 新着図書については整理係がデータ・ベースに登録すると直ちにそのホットな情報が利用できます。旧来のカード目録のように整理されて3〜4か月もたってからカードボックスに配列されるというようなタイム・ラグは全くありません。

*どの端末も総合目録です。
 旧来のカード目録では総合目録は中央図書館の3階にしかありませんでしたから、例えば理学部分室で中央図書館や工学部分室にある図書も同時に探すことはできませんでしたが、そうした不便は一掃されました。検索結果は所蔵する分館、分室が全て分かりやすく表示されます。
 また、中央図書館の開架図書室と書庫の本は定期的に入れ替えが行われるために、カードで区別するのは利用者にとっても図書館にとっても大変不便があったのですが、この難点も解消されています。中央図書館開架と中央図書館閉架は分室と同様に区別して表示されます。

*無駄な手間はとらせません。
 カード目録では折角検索して借覧の手続きを取


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