インターネットが急速に発展、普及するにつれて、多くの出版社、学協会が WWW サイトでホームページを立ち上げるようになってきています。それに伴って海外の出版社では、発行する雑誌の目次や抄録を無料で公開したり、論文のフルテキストをインターネットを使って提供する、いわゆる電子ジャーナル、オンライン雑誌のサービスが自然科学系の分野を中心に急激に増加しています。
 本学図書館でも昨年からホームページに電子ジャーナルの登録を始め、現在115誌を提供しています。さらに、今年からは理・工・薬学部間の重複雑誌の購入調整を行い、American Chemical Society (ACS) 発行の雑誌などが電子ジャーナルで利用できるようになります。
 電子ジャーナルの利用上の特徴を簡単に見てみると、まず「速報性」を挙げることができます。図書館に冊子体が到着する前にオンラインで最新号の全文を見ることができます。次に「検索機能」があります。タイトルや著者名あるいはキーワードで横断的に検索できるようになっています。さらに全文情報のファイル形式については、ほとんどの電子ジャーナルが全文情報の提供にPDF形式といわれるファイルフォーマットを使用しています。 Acrobat Reader という閲覧ソフトウェアを介して利用することができます。ページの拡大・縮小や本文内のキーワード検索ができるといった特徴を備えています。その他に、関連する二次情報
へのリンク、外部データへのリンク機能をも備えています。
 図書館での雑誌利用の面から見ると、貸出中や製本中で利用できない、あるいは未着・欠号で利用できないということがないのも電子ジャーナルのメリットとして挙げることができます。
 下図は、図書館のホームページから Journal of Biological Chemistry(UBC) にアクセスした場合の画面です。画面上に Current issue というボタンがあります。図書館に冊子体が到着する前にオンラインで最新号のフルテキストを見ることができます。また、View or Search Archive というボタンをクリックすると検索画面が現れ、特定した号数で検索したり、著者名やキーワードで論文を横断的に検索できます。
 このように便利な電子ジャーナルですが利用上の問題点もいくつかあります。それは海外の出版社のサーバに直接アクセスして全文情報を読む際に、ネットワークの混み具合いによってダウンロードに時間がかかる場合がありますので注意が必要です。また、電子ジャーナルによっては、各出版社やタイトル毎に利用者のアクセスの範囲制限、認証方式、サービス内容などが異なる場合があります。図書館ホームページの電子ジャーナル・サービスのお知らせを参照してください。
 図書館では、今後もできるだけ多くの電子ジャーナルを提供していきますので大いにご利用ください。
               (図書一課 高木秀人)


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