図書館に行こう

坂田 則行

 さて、高い(?)入学料と授業料を支払って福岡大学に入学した君たちの貴重な持権の一つに、福岡大学図書館を利用する権利があることをご存じですか。せっかく獲得した特権です。利用しない手はありません。今日は、その特権の利用法のいくつかをご紹介いたしましょう。
 その一、まずは新聞閲覧室。飲み会の会費は払えても新聞代を払うつもりのない君にはうってつけです。昼休みにちょっと寄って、今日の新聞をただで見ていけます。私などもときどき利用させていただいています。ついでに、ここ数日分の記事をまとめて読むことだって出来ます。ただ、いくら自分にとって大事な記事がのっていたからと言って、そこを切り取って持っていく様なことはやめて下さい。その時には図書館にはちゃんとコピー機があります。どうぞ自由に複写して下さい。ただし、有料ですぞ。
 次に、週刊誌は買って読むくせにまじめな本には出費を惜しむ君に一般書のコーナーがあります。ここには、書店で買おうとすれば数百円から数千円もするようなものがちゃんと置いてあります。また、専門書コーナーに行けば数万円の本まであります。たとえば、医学部の君がある時「父が糖尿病なの。糖尿病になったらどうしたらいいのか教えてくれる?」などと聞かれたらどうしますか。「まだ医者じゃないから知らないよ」とすませますか。ましてや、彼女から聞かれたからには何としてもかっこつけたいではないですか。そんなときは直ちに図書館に急行して下さい。だれにもわかるように書いてある本からかなりの専門書までそれは幅広く置いてあります。どれでも一冊借りて読んで下さい。本屋と違って、決して本代は請求いたしません(ここが一番うれしいことです)。ただし、借りた期限を守ること。それから、自分にとっていくら重要だからと言って蛍光ペンで線を引くようなことはやめて下さい。
 いよいよ大学での講義や実習が始まると、それだけでは物足りないとお思いの方も多いのではありませんか。そんな君はきっとひとつやふたつの趣味を持っていることでしょう。
趣味にはいくらでもお金をつぎ込めると言っても眼りある仕送りではそれもままならないことでしょう。こんな時、やはり図書館です。美術や音楽など趣味に関係する本がいくらでもおいてあります。何万円もする高い本でもタダで貸してくれますし、原本にだってお目にかかれるかもしれません。どうぞご利用下さい。
 さて、遊びのことばかりではまずいので勉強での図書館の利用もお願いします。大学二年生位からは結構専門書が必要になります。専門書ともなるとやはりそう安くはありません。また、専門書というのは小説などとは違って決して一ページ目から最後まで読まなければならないというものではありません。必要なところだけ読めればよいのです。そんな場合、いちいち専門書を買っていてはいくらお金があっても足りません。やはり図書館のお世話になるのが一番です。そして、必要なところだけをコピーして勉強に役立てて下さい。福岡大学図書館の蔵書数は相当なものです。私が福大にくる前の大学では蔵書数が少ないため必要な文献が手に入らず、他大学の図書館にコピーをよく頼んだものです。そのときは、手にはいるのに何日もかかっていらいらしたり、また金の話になりますが、他施設にコピーを頼むと自分でする場合に比べて何十倍(これは本当です)もかかってしまうのです。その点福大は大したもので、学外にコピーを頼むのは年に何回かしかありません。実にたのもしい限りです。
 どうも本は苦手というあなたには、なんとビデオやカセットもあります。たとえば笑顔が下手なあなたには「笑顔の作り方」、お酒が気になったら「お酒と人生」ちょっとやばいと思ったら「性病/病気シリーズ」などいかがでしょうか。いつでもご利用できます。気楽にお越し下さい。休みに海外旅行を企画しているあなた、少しは英語もしゃべれないと面白くありませんよ。そんな時、語学カセットテープはいかがですか。また、フランス語、ロシア語、スペイン語、中国語だってそ
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