図書館イベント開催報告
選書ツアー @紀伊國屋書店
 平成29年9月30日(土)、福大生ステップアッププログラム̶学びへのステップ̶の一環として「選書ツアー」を開催しました。「選書ツアー」とは学生の皆さんが自分で読む、他の人に薦める、授業やレポート作成に使用する等の目的で図書館に所蔵する本を直接書店に出向いて選ぶことにより、本や読書、図書館への興味を引き出すことを目的としている企画です。
 開催8回目となる今回は、予め設定したテーマ『Active』に沿って選書を行い、関連イベントとして、選書ツアー開催前に「オリエンテーション」、選書ツアー開催後に「発表会」を実施しました。
 「オリエンテーション」ではテーマ『Active』からどのように連想し選書するかについて、“来年留学するため留学先の中国に関する本”、“作者自身が様々な活動をしている作家の本”など様々な意見が出され、互いの意見を参考に更に見識を深めた様子でした。
 「選書ツアー」当日は、自分が読みたい本や他の人に薦めたい本を決められた予算内で収まるように自分自身で工夫しながら、また学生同士で協力しながら選書を行いました。
 「発表会」では、テーマ『Active』からなぜその本を選んだのか等の発表や意見交換を行いました。「オリエンテーション」「選書ツアー」「発表会」を通して学生同士が交流し、テーマについて意見を述べ合うことで学びへのステップアップの一助となったのではないでしょうか。
 今回、7学部8学科の学生11名が参加し、約3時間で、延べ180冊の本を選書しました。選書した本は学生自身が記したブックレビュー付きで中央図書館1階のインフォメーションコーナーに1年間展示され、現在多くの本が貸出されています。また、一部の本は「選書ツアー」の会場となった紀伊國屋書店福岡本店ならびに天神イムズ店に“Activeをテーマに福大生が選んだ本”として展示されました(11月上旬~下旬)。
【Activeをテーマに福大生が選んだ本 発表内容(抜粋)】
人生はニャンとかなる!:明日に幸福をまねく68の方法/水野敬也 長沼直樹著
活動・積極。元気になれる言葉がたくさん出てくる。
LOVE理論:The ultimate manual on how to get the woman of your dreams /水野敬也著
「考えたり学んだりするだけでなく実践することが大事。」という筆者の主張がActive。
紫式部の暗号:世界のKYOTOへいざなう 『源氏物語』の裏ポイントは気象/石井和子著
平安時代にActiveに活動していた女性といえば紫式部。
ハケンアニメ!/辻村深月著
登場人物の三人の女性が非常に活動的。
宮沢賢治コレクション.2 /宮沢賢治著
普段読まない日本文学に挑戦しようと思った。
知っておきたいロシア文学/宇佐見森吉 宇佐見多佳子著
日本では比較的マイナーなロシア文学に他の人にも挑戦してほしいと思って選んだ。
モチベーション革命:稼ぐために働きたくない世代の解体書/尾原和啓著
これからの世の中をどう考えどう生きていくかという論旨。
超AI時代の生存戦略/落合陽一著
AIに仕事を奪われないためにどうするかというと“人間らしさ”という曖昧な答えばかりだが、そうではなく実際どうするか理論的に考えていきたいと思った。 かまえ!ぼくたち剣士会/向井湘吾著
好きだけど上達しなくてやめてしまった剣道に諦めずに再挑戦する主人公の姿。
34歳無職父さんの東大受験日記:メメント1993/両角長彦著
34歳で頑張っているお父さんの姿。
聖なる怠け者の冒険/森見登美彦著
怠け者が行動するということ。どんな時に行動するのがいいのか。わざと行動しないということを知る。
ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。/原田まりる著
難しい哲学を学びたい人の入門書として選んだ。ニーチェと出会って成長していく主人公の姿がActive。
故郷/李箕永著;大村益夫訳
日本統治下の辛い経験の中で自分の心の内を見つめて目覚めていく姿。
性からよむ中国史:男女隔離・纏足・同性愛/スーザン・マン著;秋山洋子、板橋暁子、大橋史恵訳
韓国・日本・中国の中では中国の女性が一番Activeなイメージがあった。
カフカはなぜ自殺しなかったのか?:弱いからこそわかること/頭木弘樹著
物事に白黒をつけず矛盾と曖昧の中であえて立ち止まって考える。
奴隷のしつけ方/マルクス・シドニウス・ファルクス著;ジェリー・トナー解説;橋明美訳
就職活動で“積極性”を雇用主にアピールしなければならない自分がローマの奴隷と酷似しているように思えた。 一緒にいてもスマホ:SNSとFTF /シェリー・タークル著;日暮雅通訳
Activeでないスマホ。スマホを使用する時間を減らして内省する時間を作り新しいことを生み出す。

等々