Pierre de Fredi Baron de Coubertin(ピエール・ド・クーベルタン男爵)(1863-1937)

第2代IOC会長。古代ローマのメデイチ家の系図を引く
近代オリンピックの父。陸軍士官学校卒業後、祖国フランスの教育を改革し、教育課程による体育の振興を願っていた。21歳で留学したイギリスの体育と国の強大ぶりに感化されてスポーツの青年教育に及ぼす重要性を認識し、25歳の時に『イギリスの教育』を著し、文部大臣シモン(Jules Simon)に提出した。クーベルタンはイギリスとボートやラグビーの交流を行い、全フランス競技連盟創立5周年式典を1892年ソルボンヌの講堂で開き、近代オリンピックの創設をほのめかした。それが同じソルボンヌの講堂で行った1894年6月23日のIOC創設につながった。
また、彼は五輪旗の生みの親でもある。

クーベルタン『イギリスの教育』 初版
1888年 パリ刊
Coubertin, Pierre de -- L'education en Angleterre :
colleges et universities. 326, 8 p. Paris : Hachette, 1888