福岡大学図書館ヨーロッパ法コレクション
法学の源流をたずねて-すべての法はローマ法に通ず-
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第3部 ローマ法の「現代化」  
 
No.20
ラオテルバハ『理論=実務集成』


Lauterbach, Wolfgang Adam -- B. Dn. W.A. Lauterbachs ... Collegium theorico-practicum, ad L. Pandectarum libros. [Pars I-III.] ...
Tubingae : Sumptibus J.G. Cottae : Typis M. Rommeii, 1690-1715.
3 v. ; 21 cm.(4to)
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標題紙
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   ヴォルフガング=アダム=ラオテルバハ(1618年-1678年)は、ヴュルテンベルクの中心であったテュービンゲン大学の教授であった。その代表作品が『理論=実務集成』全3巻である。かれは、この書物で、『ユースティーニアーヌス学説類集』の編別にしたがいつつ、それぞれの論点について、当時の論文で基準とされた一定の配列にもとづいて、論述している。当時の学説および実務を網羅的に紹介している。とくに、各裁判機関からの依頼を承けて、テュービンゲン大学法学部が出した鑑定意見をよく利用している。
 福岡大学図書館所蔵本は、テュービンゲンの書肆ヨハン=ゲオルグ=コッタ(1631年-1692年)その他によって、1690年に出版されている。コッタ家は、その後、ドイツにおける有数の出版社となり、現代にいたった。
 


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