福岡大学図書館ヨーロッパ法コレクション
法学の源流をたずねて-すべての法はローマ法に通ず-
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第3部 ローマ法の「現代化」  
 
No.19
シュトルフェ『学説類集の編別にもとづく法学のシンタグマ』


Struve, Georg Adam -- Georg. Adam. Struvi, ... Syntagma jurisprudentiae, secundum ordinem Pandectarum concinnatum, quo solida juris fundamenta traduntur, Digestorum, et affines Codicis, Novellarum ac juris canonici tituli methodice explicantur, controversiae nervöse resolvuntur, et quid in foro usum habeat, monetur.
Francofurti et Lipsiae : Sumtibus I. Hoffmann, [1692].
[21], 9-1767, [21], [112] p. ; 26 cm.(4to)
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標題紙
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  ミュラーの肖像画および都市イェーナの風景画 ゲオルグ=アダム=シュトルフェ(1619年-1692年)は、イェーナ大学の教授として活躍した。代表作品が、『学説類集の編別にもとづく法学のシンタグマ』である。「シンタグマ」とは「諸々の命題の体系的な集積」という意味である。この書物は、『ユースティーニアーヌス学説類集』の編別にしたがいつつ、中世ローマ法学からかれにいたるローマ法・教会法のそれぞれの論点をめぐる諸命題を網羅的に集積している。
標題紙中央部分  福岡大学所蔵本は、フランクフルト=アム=マインとライプツィヒで1692年に出版された刊本である。出版者はニュルンベルクの書肆ヨーハン=ホフマンである。ペーター=ミュラー(1640年-1696年)による、実務の状況をも斟酌した、きわめて詳細な脚注が付加されており、学説および実務状況を概観するさいに有益である。
 標題紙中央には、鷲と錨のマークを配し、鷲がいだく楯には、ラテン語で「これらの庇護のもとに」とある。なお、福岡大学所蔵本には、ミュラーの肖像画および都市イェーナの風景画が標題紙の前に印刷されている。
 


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