郷土俳書【きょうどはいしょ】

明和元年(1764)~文政七年(1824)
このページをPDFで見る

俳書の絵     江戸時代に庶民文芸として広く流行していた俳諧は、行脚俳諧師や中央から派遣された役人らによって九州地方にも伝えられ、 各地に門派を形成しつつ拡がりを見せていく。
    ここでは、九州俳壇の基点と言うべき筑前、筑後、日田に残る俳諧集と、その中心的担い手となった樗舎遊五【ちょしゃ・ゆうご】、 蝶々庵遊扉【ちょうちょうあん・ゆうひ】、秋風庵月化【しゅうふうあん・げっか】らの作品を辿りながら、当時の地方文化の隆盛と その諸相を紹介する。